冬至にかぼちゃはなぜ?夏野菜の冬の栄養とんのつく食べ物の話

二十四節気

toujikabocyanaze
 
 
冬至にかぼちゃを食べる風習がありますが
なぜ、夏野菜を冬に食べるのでしょう?
ちゃんと栄養はあるんでしょうか?
 
 
そもそも冬至って?んのつく食べ物?
ゆずでもいいんだっけ?などなど
冬至かぼちゃの秘密に迫ります。
 
 

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冬にかぼちゃってなぜ食べるの?

 
 
私の実家でも「冬至はかぼちゃ」
これ、定番でしたね。
 
 
実家は北海道なんですが、
冬至のかぼちゃ料理はお汁粉でした。
小豆とかぼちゃで、お餅は無しです。
 
 
子供の頃は、冬至の意味なんて知らなくて
ただ「かぼちゃのお汁粉の日だ~♪」
って、何も考えていませんでしたが(笑)
 
 
現在、自分が母親になって
冬至にかぼちゃ料理を出す際に
 
 
「きちんと説明できるようになろう」と
色々調べてみたんです。
 
 
だって、よく考えたらかぼちゃって
「夏野菜」じゃないですか?
 
 
うちの子たちも、学校で野菜の栄養や
産地や歴史なんかを習ってくるので
 
 
「ママ、かぼちゃは夏の野菜だよ!?」
「どうして寒い日に出すの!?」
 
 
なーんて言われたら「うっっっ」
ってなりますからね(;・∀・)
 
 
で、調べた結果なんですが
冬至にかぼちゃを食べる理由は
 
 
・栄養面ですぐれているから
・「運がつく」と言われているから
 
 
大きく分けて、この2つに絞られました。
では、まず「栄養面」の方向から
お話ししたいと思います。
 
 

かぼちゃは冬でも栄養たっぷり?

 
 
かぼちゃが収穫されるのは夏~秋ですが
採れたては甘みが少なく
保存することで甘くなるんですって!
 
 
だから「夏野菜」なのに
冬によく出回るんですね~。
 
 
長期保存が可能な野菜だから
輸入品も多いというわけか。
 
 
スーパーに売っているのは、ほぼ
「西洋かぼちゃ」なんですが
 
 
冬至の時期に売られているのは、
輸入の西洋かぼちゃが多いようですね。
※詳しくは「冬至かぼちゃ料理」へ
 
 
なるほど、かぼちゃを漢字にすると
「南瓜」と書きますが、これは
「南から来た瓜」という意味。
 
 
どうやら、
カンボジアに寄ったポルトガル人が
日本に伝えてくれたようですね。
 
 
ちなみに、北海道には「栗マロン」など
とっても濃厚なかぼちゃがあります♪
機会があれば、食べてみて下さいね。
 
 

 
 
昔は、冬場は野菜が作れず
かぼちゃのようにカロテンが豊富で
 
 
ビタミンの供給源となる緑黄色野菜は
さぞかし貴重だったと想像します。
 
 
ビタミンEは、血流をよくするので
冷えの改善に役立ちますし
 
 
βカロテンは、体内に吸収された後
小腸でビタミンAに変化します。
 
 
ビタミンAは、粘膜の保護・再生や
強くするなどの働きがありますから
鼻や喉から侵入するウイルスに対抗し
 
 
「冬至かぼちゃは風邪をひかない」
と言われるようになったんですね。
 
 
さすがは先人の知恵。
昔の風習には、
きちんとした根拠がありますね!
 
 
かぼちゃのパワーを取り入れて
「健康に冬を越せるように」と
願いも込めていたという昔の人。
 
 
ここから「願掛け」に繋がったという説は
次の章でお話ししますね。
 
 

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冬至に「ん」のつく食べ物を食べる理由

 
 
冬至とは「二十四節気」の1つであり
現代の暦では、12月21~22日頃ですね。
1年の中で最も昼が短く、夜が長くなります。
 
 
夜が長いということで
「太陽の力が弱まる」と考え
太陽に似たかぼちゃを頂いた、という説や
 
 
風邪を遠ざけるので「魔除け効果」が
あると信じれてれていた、という説があり
 
 
「栄養価が高いから」というのは
ずいぶん後から解明されたそうなんですが
 
 
冬至には「ん」のつくものを食べると
「運がつく」とされ、かぼちゃと共に
 
 
蓮根・人参・銀杏・金柑・寒天・
うんどん(うどん)を食べると
さらに良いと言われています。
 
 
上の7つ↑は「冬至の七種(ななくさ)」
と呼ばれ「ん」が2つつく食べ物なので
幸運も2倍になる、という考えですね。
 
 
この考えを「運盛り」と呼ぶそうですが
運盛りは、ただの縁起担ぎではなく
厳しい冬に栄養を摂り、乗り切る為の知恵ですから
 
 
上の章でお話した「栄養面」
こことも繋がってくると言うわけです。
 
 
かぼちゃは「ん」がつかないのでは?
と思われた方は、思い出して下さい。
かぼちゃは「南瓜」、「なんきん」です。
 
 
「ん」が2つつきますよね。
「なんきん」を入れてこその
冬至の七種ですから(´∀`*)
 
 
ちなみに「ん」は1つでも縁起がよく
大根やこんにゃくも好まれます。
 
 
考えてみれば、冬の寒い時期には
根菜やうどん、おでんこんにゃくなど
何も知らなくても、よく食べますよね?
 
 
知ったからには、冬至の日に
感謝しながら七種をいただくことで
もっと運が呼び込めそうな気がします♪
 
 
二十四節気には、今回の冬至のように
知恵のある、面白い話しがありますから
興味がある方は、調べてみて下さいね。
 
 

まとめ

 
 
北海道では「かぼちゃ+小豆」なんですが
小豆も厄除けに良いと言われています。
 
 
かぼちゃと小豆を一緒に似たり
上から小豆をかけたりしても美味しいですよ。
 
 

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