子供が「頭痛い」なんて言うと
「何か大きな病気!?」って
心配になりますよね。
うちも頻繁におでこを痛がるので
病院でCTを撮ってきました。
医師に聞いた子供の頭痛の原因と
対処法や注意点をお話しします。
子供の頭痛でおでこが痛い場合
娘が小学校に入学してから
ほぼ毎日「頭が痛い・・・」
と言うようになりました。
当時は滲出性中耳炎と副鼻腔炎で
3日に1度は耳鼻科通いだったため
耳鼻科の先生に相談したところ
「副鼻腔に炎症や膿があるので
これを取り除けば頭痛も治まる」
とのことで、一旦安心しました。
レントゲンを見ると、なるほど。
ちょうどおでこの部分です。
眉間や鼻の付け根の辺りが
ぼわ~んと白くなっていました。
これが「膿」なんだそうですね。
ところが、鼻がよくなってきて
膿が取れても、頭痛が治らず
「どうしてですか?何か重大な
脳の病気とかではないですよね!?」
と、詰め寄ってしまったんですが
先生いわく
「子供の頭痛はよくあることだから
様子をみていいと思うんだけど
どうしても心配なら、大きな病院で
CT撮って診てもらったら?」
とのことでした。
娘はアレルギーもあり、ちょうど2日後に
総合病院のアレルギー科を予約していたため
そこの先生にも、頭痛の相談をして
後日CTを撮ることになりました。
結果は「異常なし」。
ホッとしたものの、じゃぁなぜ痛いのか?
アレルギー科の担当医と、小児科の先生
お二人にお話しを伺ったところ
子供の頭痛は、実はまだ
解明できていない部分が多く
「これだ」という判定ができないらしいんです。
今回の娘のケースだと
悪いところは見つかっていないので
年齢的に考えて、自律神経からくるものだろう。
という結論になりました。
子供の頭痛の原因は?
おでこやこめかみなど
前頭部が痛い場合の原因は
1.感染症(風邪やインフルエンザ等)
2.副鼻腔炎や鼻づまりなど
3.自律神経からくるもの
4.テレビ、ゲーム、パソコンのし過ぎ
5.朝食を抜いた時
6.遺伝(親が片頭痛持ち)
1は発熱や咳などの、頭痛以外の症状も。
1番わかりやすい頭痛ですよね。
2は、上でお話ししたように
鼻が弱い子に多い頭痛です。
3は、うちの子の例ですね。
娘は車酔いもするのですが
自律神経・頭痛・車酔いは
関係していると言われています。
ですが、この関係はまだ解明されておらず
原因ははっきりしないそうなんですが
頭痛が多い子は、車酔いするこも多いとのことです。
子供ですから、自律神経の調節が
まだ上手くできないんでしょうね。
成長と共に整っていくはずです。
4は「緊張型頭痛」と呼ばれるもので
長時間同じ姿勢で座っていたり
姿勢が悪かったりで、筋肉が緊張し
頭、首筋、肩などが痛むようになるんです。
また、ブルーライトは脳を疲労させるので
使用時間が長いと、頭痛を生じます。
5は、朝食を抜くことで空腹になり
空腹になると、血糖値が下がるので
頭痛の原因につながります。
6は「片頭痛は遺伝する」という
統計があるんだそうですよ。
母親が片頭痛持ちの場合、5割の確率で
子供も片頭痛が起こるんだとか。
ですが、私は片頭痛持ちではなく
頭痛なんて、年に1~2回程度なんですよね。
まぁ、5割ですからね。
遺伝的要素があるのかもしれない、
と言ったところでしょうか。
最後に、気をつけるべき病気として
「脳腫瘍」と「くも膜下出血」
「髄膜炎」などがあります。
これらは、生命に関わる危険な病気。
「いつもの痛がり方と違うな・・・」
と感じたら、すぐに受診して下さい。
脳腫瘍は、頭全体が重くなる鈍痛で
日を追うごとに痛みがひどくなります。
痙攣や突然の嘔吐、物が二重に見える、
手足が動かせない、話せない、めまい、
耳鳴りなどが伴うこともあります。
くも膜下出血は、鉄で殴られたような
強烈な痛みが突然あらわれます。
頭全体が、割れるような痛みです。
脳の出血がひどいと、痙攣したり
嘔吐や意識消失を伴うことも。
髄膜炎は、後頭部が強く痛みます。
首の硬直や吐き気があり
39℃前後の高熱が出たりします。
このように「いつものおでこ痛」
とは違う、激しい痛みが出た場合は
一旦痛みが治まった様子があっても
必ず病院へ行って下さいね。
子供の頭痛の対処法
1、2番は、症状が落ち着いたり
炎症が治まることで治りますから
医師の支持に従いましょう。
4番だけが「緊張型頭痛」で
それ以外は「片頭痛」です。
緊張型頭痛の時は、首や肩を温めたり
ゆっくり回して、緊張をほぐしたり
ぬるめのお風呂に入るとやわらぎます。
逆に片頭痛の場合は、体を動かすと
余計に痛くなってしまいます。
血管が広がってしまうからですね。
片頭痛の対処法については
「台風で頭痛が起こる原因」
このページで説明しています。
食事の面で言えば、片頭痛には
ビタミンB2が大事だと言われています。
緑黄色野菜や発芽玄米、大豆製品、
ゴマ、うなぎがおすすめです。
炭水化物も、抜いてはいけません。
また、貧血の子は頭痛を起こしやすいので
ほうれん草やカツオ、切り干し大根など
体に良い物を意識して出しましょう。
大豆製品や玄米は、マグネシウムが多く
マグネシウムを摂ることで
痛みに強くなると言われていますから
3食をバランスよく与えながら
必要な栄養素を取り入れてあげて下さいね。
これとは逆に、控えるべき食品は
小麦、はと麦、肉類、乳製品
コーン類、種実類などです。
まとめ
鼻水・鼻づまりがあっての頭痛は
副鼻腔炎の可能性が高い。
発熱もあるなら、風邪やインフルエンザ。
緊張型頭痛は、首や肩を温めて
片頭痛は冷やすのが有効。
激しい痛み、日に日に強くなる痛み
いつもと違う痛がり方は要注意。
すぐに受診して下さいね。
コメント
子どもが、おでこが痛いと言うのですが、それが耳の片側も痛いと言うのですがどうゆうのですか?
安本みあんさん
コメントありがとうございます。
お子さん、おでこと耳が痛いんですね(><)
「滲出性中耳炎」「副鼻腔炎」「おたふく」など、
耳鼻科系があるのかもしれませんが
私はお医者様ではないので
はっきりお応えできず、申し訳ありませんm(_ _)m
一度耳鼻科で相談されてみてはいかがでしょうか。
早く良くなるいいですね!
大変参考になりました!ありがとうございます。
子供の頭痛が度々起きるので心配と不安でしたが、
しっかり見極めて、冷静にみてあげたいと思います!