重曹とセスキ炭酸ソーダは同じじゃないの?
効果が違うの?それとも成分が違う?
どのように使い分けするもの?
どの部分の掃除にどっちがむいているの?
使ってはみたいけど、違いがわからない方へ
色んな疑問について、お話ししますね。
重曹とセスキ炭酸ソーダの使い分け方
重曹とセスキ炭酸ソーダの成分は
「炭酸水素ナトリウム」と
「セスキ炭酸ナトリウム」です。
溶かしたものを加熱すれば
どちらも「炭酸塩」になりますから
ほぼ同じ仲間ということですね。
性質は、重曹がごく弱いアルカリ性
セスキが弱アルカリ性です。
セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすく
スプレー液が作りやすいのが特徴です。
スプレー容器に液を入れておいて
毎日ササッと拭くクセをつければ
年末の大掃除の時に、コンロや
電子レンジなどのしつこい汚れに
悩ませせることもなくなります。
逆に、重曹は溶けにくいので
水を加えてペースト状にして使用します。
研磨力があるので、磨きたいもの
例えば、鍋にこびりついたコゲなど
クレンザーとして使うことができます。
掃除で使用する際の注意点は
どちらも弱アルカリ性なので
スプレー液などが手につくと
手荒れの原因になります。
「ヌルヌルする」と感じた時は
液体が取れないのではなく
手の表面の角質が取れたから。
重曹の方が弱いのですが
これらを使って掃除をする場合は
ゴム手袋をするようにして下さいね。
重曹の掃除の時の使い方
重曹は研磨力があると言いました。
ですが、重曹自体は柔らかいので
シンクに傷を付けず、きれいに磨けます。
湿らせたスポンジに重曹をふりかけ
軽くこするだけでOKです。
重曹は、パラパラと少量で大丈夫ですよ。
換気扇のように、ベタつきが多い所は
ペーストを塗り、その後洗い流したり
古いハブラシなどでこするといいです。
五徳などの頑固な汚れのものは
重曹より、セスキがいいかもしれません。
ただし、加熱すれば力は強くなります。
電子レンジは、この加熱力を使い
簡単にキレイになる方法があります。
重曹と水をそれぞれ大さじ2杯ずつ
耐熱コップに入れ、よく混ぜます。
500Wで2分くらいレンジにかけ
10分程待ってから、中を拭きます。
蒸気で汚れが浮き、乾拭きだけで綺麗になります。
冷蔵庫は、スプレーだけで大丈夫。
タオルにスプレーして拭き取れば
イヤな臭いも一緒に取れます。
消臭に関しては、セスキより重曹が
一歩リードしているように感じます。
臭いを包み込んでくれるからですね。
使用してはいけないものは、アルミや
漆器、革製品、畳、銅などです。
セスキ炭酸ソーダの掃除での使い方
セスキ炭酸ソーダが得意とする掃除は
キッチンの「油汚れ」や「たんぱく汚れ」。
キッチンの壁や換気扇などは
スプレーして汚れを浮かし、拭き取り
その後水拭きするとピカピカに。
スプレー液は、水500mlに対し
セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯。
スプレー容器に入れて溶かせばOKです。
ガスレンジや五徳など、ひどい汚れは
キッチンペーパーにスプレー液を浸し
汚れた場所に「湿布」をします。
しばらく湿布しておくことで
汚れが簡単に取れますよ。
五徳は、バケツにスプレー液を入れ
浸け置くとさらにいいです。
スプレー液は、ドアノブのような
金属にも効果を発揮します。
拭き取ると、ピカピカになりますよ。
最後に水拭きすることで
セスキが残らず、さらにきれいです。
手垢などのたんぱく汚れが付きやすい
ソファーに振りかけるのもいいですね。
2時間後に掃除機で吸い取れば
皮脂汚れも、臭いも一緒に取れますよ。
皮脂や血液汚れにも強いので
ワイシャツの襟や、子供の食べこぼし、
シミなども落とすので、洗濯にも使えます。
溶けるので、洗濯機にも残らないですし
洗濯槽を洗うこともできるんです。
熱めのお湯を洗濯機の高水位まで入れ
セスキ炭酸ソーダを入れたら5分回し
その後2時間程度、放置します。
2時間経ったら、一度水を捨てすすぎ
一度普通モードで洗濯→すすぎ→脱水して下さい。
浴室掃除に使う場合は、
少し濃度を濃くしてもいいでしょう。
カビや黒ずみには「湿布」します。
使ってはいけない場所や、注意点は
アルミ、畳、木、繊維です。
コーティングが剥がれたり、変色の恐れがあります。
説明書をよく読んで、場合によっては
目立たない場所でテストするなどして
使うようにして下さいね。
まとめ
セスキ炭酸ソーダの方が力があり
よく溶けることから、用途が多いので
今から買うなら、
セスキ炭酸ソーダをおすすめします。
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