浴衣で着崩れしない方法とおはしょりや帯、衿などの直し方

浴衣

yukatakikuzureshinai
 
 
花火大会や夏祭りの季節が来ると
浴衣を着る機会も増えてきます。
 
 
普段、着慣れていない方は
なるべく着崩れをしない着方を覚え
 
 
万が一、崩れてしまった時は
自分で直せるようにしておきましょう。
長時間着るのなら、直し方は必須です。
 
 

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浴衣が着崩れしない方法

 
 
花火や夏祭り、縁日などに
遠方から来られる場合は、車や電車に
長く乗らなくてはいけませんよね。
 
 
地元の方でも、早くから待ち合わせをして
先に食事や遊びの約束をしてしまうと
どうしても浴衣が崩れてきてしまいます。
 
 
そもそも、なぜ着崩れするのかと言いますと
生地が動いてズレるからですよね。
 
 
着物の女性が美しく見えるのは
姿だけではなく、立ち振舞が良いからです。
 
 
浴衣を着たら、着物と同じで
美しく動くことを意識して下さい。
それだけで、着崩れはかなり防げます。
 
 
ジーンズと同じ感覚で歩いてはいけません。
浴衣の裾に合わせて、歩幅を狭く歩きます。
 
 
階段では、浴衣がはだけないように
右手で上前を押さえながら歩きます。
 
 
電車の乗り降りでも同じように。
こうすることで、自然と内股になりますよ。
 
 
座る時は、浅く腰掛けるようにします。
足を組んだり、開いたりは絶対NGです!
 
 
裾が狭くて歩きづらさを感じる浴衣は
着付け後に「裾割」をすると楽になります。
 
 
肩幅に足を開いて、2~3回スクワット。
スクワット後に、上前を下前を整えます。
 
 
これで裾の締め付けが緩和され
歩きやすくなり、着崩れも防げます。
 
 
車に長時間乗る場合は、帯が崩れやすいので
結び目を前に回しておきましょう。
回す時は、時計周りに回して下さい。
 
 
胸が大きい方は、衿が崩れやすく
ウエストが細い方は、帯が崩れやすいです。
 
 
胸は着物用のブラをするといいですよ。
ウエストにはタオルを巻くと防げます。
 
 
どちらも「体のメリハリ」が原因で
「寸胴」を目指せば、着崩れしにくいんです。
 
 
「和装ブラ」は、胸が平らになりますので
見た目もスッキリしてキレイですよ。
浴衣で胸が出てると、老けて見えますからね。
 
 
タオルでウエストとヒップの差をなくすには
三つ折にして巻き、腰紐で固定するか
「補正パッド」というものも売られています。
 
 

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浴衣の着崩れおはしょりや帯

 
 
おはしょりが崩れてしまった時は
おはしょりをめくって見てみて下さい。
腰紐が緩んでいることが多いと思います。
 
 
まずは腰紐をギュッと締め直してから
両方の衿の先を斜め下に引きます。
 
 
これで形よく整ったら、帯の下に手を入れて
左右におはしょりをしごいて整えます。
 
 
帯が下がってきてしまうのは
先にお話ししたように、胴が細いから。
 
 
タオルを巻く場所がない場合は
帯の結び目の下に、手ぬぐいやミニタオル等
小さな布を挟み込むように入れます。
 
 
巻いた帯が緩んできてしまった時は
帯の下にタオル等を差し込みます。
タオルが見えないように気を付けて下さいね。
 
 

浴衣の着崩れの直し方

 
 
おはしょりや帯の他にも
長時間来ていたり、混雑する場所では
着崩れしてくる部分があります。
 
 
衿が崩れて、胸がはだけてきてしまったら
左の脇の下の開いている部分(身八つ口)から
手を入れて、下前を斜めに引っ張ります。
 
 
上前は右手で、胸の共衿を押さえ
左手でおはしょり外側を引き
胸元のたるみを直します。
 
 
衣紋が詰まってきてしまった時は
後ろのおはしょりを両手で持って
下にググッと引っ張ります。
 
 
衣紋の抜き具合は、指3本~
こぶし位が妥当です。
抜きすぎると下品になるので、注意です。
 
 
裾が開いたり、広がったり
引きずるように下がってしまったら
腰紐に挟むように引き上げます。
 
 
裾を調度良い長さに上げたら
おはしょり下に余分な生地を入れ
腰紐の下に入れるということです。
 
 
この時、腰紐が緩んでいないかどうか
確認しておいて下さいね。
緩いとまたすぐに、裾が下がってしまいます。
 
 
最後に、背中がたるんでいる時は
大きく動いた後だと思います。
最初の「動きを美しく」を思い出しつつ
 
 
身八つ口から両手を入れて
背中の生地を左右に引っ張って下さい。
 
 
余分な生地は、おはしょりを下に引きます。
帯のたれを上にあげると、やりやすいです。
 
 

まとめ

 
 
浴衣の着付けもそうなんですが
和装は覚えてしまえば簡単です。
昔の人は、皆着ていたわけですからね。
 
 
着崩れも、コツをつかんでおけば
出先で慌てることもありません。
浴衣でのお出かけ、楽しんで下さいね。
 
 

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