今回は、暑中見舞いの宛名の書き方です。
幼稚園の先生や学校の先生、教授、恩師
また、会社として出す場合や
社会人として、上司に出す場合など
それぞれの場面ごとに説明しています。
敬称や連名なども合わせて
暑中見舞いのマナーを覚えておきましょう。
暑中見舞いの宛名の書き方
前回は「例文」についてお話ししましたが
本文が上手く書けても、宛名を間違うと
とても失礼に当たります。
特に間違えやすいのは「敬称」や「部署」
「誰に宛てるべき?」「連名の書き方は?」
この辺りではないでしょうか。
それでは順番にお話ししていきますね。
幼稚園や学校の先生に暑中見舞いの宛名を書く時
幼稚園の場合は、
担任の先生宛に出すのが一般的です。
保育園でも同じですね。
園の住所で来た場合は園に
自宅住所から来たのなら、ご自宅に。
宛名は「○○ ○○先生」です。
複数の先生に出したい場合は
「○○幼稚園 職員御一同様」
担任の先生が1人ではない場合は
それぞれの先生に、1枚ずつ出すのがベストです。
まだ字が書けない場合、
ママが宛名を書くことになりますので
差出人は親子の連名で出します。
次に、小・中・高校の担任の場合。
こちらも宛名は「先生」です。
「先生」は、教育関係者に対する敬称ですし
仮に先生が退職されても、一度習えば
あなたにとっては、一生「先生」ですよね。
気を付けるべき点は「○○先生」と
苗字だけではなく「○○ ○○先生」
と、苗字+名前+先生で出して下さい。
「先生様」なんて書かないで下さいね。
二重敬称になってしまいます。
校長先生と他の先生方に書く場合は
「○○小学校 校長 ○○先生
職員御一同様」で。
次に、大学の場合ですが
「○○大学 ○○ ○○先生」や
「○大学 ☓☓学部 △△学科
教授 ○○ ○○様」です。
あなたが現教え子の場合は「先生」を
卒業されているなら「様」でも良いようです。
暑中見舞いの宛名 会社の場合
会社に送るのであれば
「○○株式会社 御中」
特定の方に送る場合は
「○○株式会社 ○○ ○○様」
部署をつけるのなら
「○○株式会社 営業部御中」
役職を付けるのなら、名前の上に小さく
「部長 ○○ ○○様」と書きます。
役職は、それ自体が敬称になります。
注意すべき点は「株式会社」を「㈱」など
勝手に省略しないようにして下さい。
「有限会社」も同じです。
住所の数字は、漢数字を使います。
都道府県名も省略せず、全て書きましょう。
次に、上司に送る場合ですが
基本的には同じ会社に居るものとして
自宅へ送ることになると思います。
その場合は、役職はつけずに
「様」を付けて書きましょう。
「殿」は使ってはいけません。
最後に、顧客に送る場合です。
個人のお客様なら「様」ですが
会社へ送るのなら、役職を入れ
「代表取締役 ○○ ○○様」
となります。
なお、連名は多くても2名までとし
それ以上は別々にそれぞれ出すか
「○○御一同様」としましょう。
まとめ
ビジネスの場合は、色々と
気を付ける点がありますが
一度覚えてしまえば、年賀状や
その他文書にも使えますので
頑張って挑戦して下さいね。
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